YORK HOUSE な 非日常 2013/agosto/25

遠雷に あふるる泪 人知れず
寝苦しく 薬飲めども コノ日来て

蝉時雨 おまえもないて くれるのか
比良の夏 姿なくして 陽も沈む

おとと逝く覚めたまぶたで 夢のなか
なみだ枯れ ゆくあてもなく 酔いつぶれ

うずくまり おのれの行き場 業として
止まるとも 想わずながる ひとしずく

弟。ゆきのり。享年50。

YORK HOUSE な 日常031 2013

海が枯れることは無いと人は信じている。
そんなことなど気にもしていないのが普段。

雨の中に立ってみた。
汗も涙も無くしてくれたけれど、
やるせない気持ちは、流してはくれない。

洋画のセリフ『勝者の数だけ敗者がいるのだ・・・』
世界陸上をながめながら、勝者はヒトリ。
99.8%は、どうしたって勝つことをあきらめるか、
自分のなかで『よくやった』と思うしかない。

雨の中に立ちつくしてみた。
それだけは許してもらえると何となく感じていた。
けれど、やがて陽のひかりが己の影を落とす頃、
それも叶わぬことなんだと思い知る。

『言葉』は大事。
そんなことなど遠い空。
かけることも出来ず。
かかってくることを望んでも、足の指にかかる振り絞るチカラに、
黙って、黙って、納得するしかない。

あぁあああ こんなに涙 送り火に

© wassie,s.

YORK HOUSE な日常029

YORK HOUSE な日常029_room103

改装から、ほぼ一ヶ月が経ち、room103もここまでたどり着きました。
この部屋がどんな風になるかよりも、
この部屋にどんな人が、どんな風に暮らすのか、
気になってしようがない。
YORK HOUSEな日常は、日々進化し続けています。

YORK HOUSE な日常029_dogs

こんなキャラ達も日々たずねてきます。

昼と闇 グラデーションの 長き空
茜空 言葉も切らし 暮れてゆき

YORK HOUSE な日常028

A good beginning makes a good ending.
よい始まりが よい終わりとなる

そう、終わりよければ全てよしではない。
ひとつの点、一本の線、最初のひと言…
そこに壮大で、かつ微細なイメージがなければ
終わりのない作業になってしまう。

“今”は今、って言ってるあいだに
さっきになる。

room103 改装スタートです。

颱風の 傷あと深し せき止め湖
朝夕の 蝉の声なく 寝起きする

西日色 紅に染めにし やわらかし

YORK HOUSE な番外010

YORK HOUSEな番外010YORK HOUSEな番外010YORK HOUSEな番外010

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が好きで何が嫌いかなんて
それぞれの問題で、大きな声で叫ぶほどのことでもない。
“存在”や“事象”が大切なこともあり
“行為”が大切なこともある。

『保安院の方々』は、
『危険』だから福島にさえ行きはしないのだ。

ヒグラシの 短き哭きを 愛おしみ
寝間に聴く 虫の響きの 心地よき

YORK HOUSE なOut of out 002

YORK HOUSE なOut of out 002

YORK HOUSE なOut of out 002

送り火の 揺れ揺れゆれて 煙と消ゆ

夕立の 待たぬ人あり 待つ人よ

そこにあるモノの見方、見え方はそれぞれである。
言葉を巧みに操ろうと、その“気”の差は埋まることはない。
ただそこに“存在”するだけ。

いろかたち どうでもよいと 雲の問う
“ありがとう” ビールの泡と なりにけり

YORK HOUSE な日常027

YORK HOUSE な日常027YORK HOUSE な日常027YORK HOUSE な日常027

 

 

 “あっ”と言う間に過ぎていった「夏」。
早く過ぎ去って欲しいと祈った『夏』を思い返すと
比べようのない幸せな時間が過ぎていったことに感謝する。

蝉の鳴りに起こされることがなくなり
夕暮れの日暮しの声も
いつしか虫の音に変わる。

地震、津波、原発そして放射能のこと。
この5ヶ月半で何が変わり、何が良くなったのか
わたしの位置では、ほとんど見えない。

Pray for JAPAN
目を閉じ、ただ祈るしかない。
海外の評価どおり、
東北の人たちは本当に忍耐強いと思う。
『日本』が強いのではなく“東北の人たち”が強いのだ。

当事者であることの“悪夢”と“気楽さ”
それは過ぎゆく時間の速度を感じることで変わるのか。

蝉時雨 日々の音色と 聞き流し
燦々と 川の流れに 身をゆだね

あすから長月。

YORK HOUSE な番外009

YORK HOUSE な番外009YORK HOUSE な番外009YORK HOUSE な番外009YORK HOUSE な番外009YORK HOUSE な番外009

残暑お見舞い申し上げます。

立秋も過ぎたこの季節に
暑さを感じるのは、カラダや五感が
次の季節を待ちわびているせいかもしれない。

いつ頃からか、空のいろが変わりだし
風の色も匂いも何気なく寄り添っている。

『節電』は『熱帯夜』に呼び掛け、
打ち水も、団扇もままならない。

薄い睡魔が訪れて扇風機も止まる頃には、
秋をさそう虫たちの短な音色もあきらめて寝静り、
ごそごそと本番を待っているのだろう。

そして今年も、夏は息咳き切ってかけ足で、とおり過ぎてゆく。

蝉しぐれ 唐突の雨に 休むしかなく
人も消え 雨あがりの 蝉しぐれ

しばし聞ゆ ヒグラシの音の 手をとめて
日暮らしの いっ時の 安らぎや